Fランク大学卒で文系の私が中小企業診断士試験に合格した勉強方法と使用教材について

記事作成日 2022年02月10日

最終更新日 2023年1月17日

はじめに

 令和3年度の中小企業診断士試験を初受験し、一次試験、二次試験共に、一発合格しました。令和4年以降の受験生の方のお役に立てばと思い、私の勉強方法と使用教材について書きました。

受験者の経歴

・公立の小中高→Fランク大学卒業

・文系

勉強方法と教材について

一次試験

【勉強期間】

 2021年1月~2021年8月

【使用教材】

 Studying(WEB教材)を使用しました。

【勉強方法】 

 手順

 1:講義動画を1.5倍速で一通り最後まで見る。

 2:学習MAPを紙に印刷。テキストPDFをダウンロード。

 3:テキストPDFを読み込みながら、学習MAPに補足を書き込む。

 4:各講義とセットのWEBのスマート問題集と過去問セレクトをやる。

 5:テキストと学習MAPと見比べながら問題の答え合わせ。

 ※手順3-5を繰り返す。

 ※知識が定着したら4-5の繰り返しに移行。

 以上のやり方をひたすら繰り返して、一次試験7科目に合格しました。

 (正確な点数は問い合わせ中なので、わかったら追記します。)

 私の場合は試験までに確保できる時間が少なかったため、Studying以外の教材は特に使用せず、Studying内の過去問を通しでやる時間がありませんでした。しかし時間があったなら、スマート問題集や過去問セレクトだけでなく、ちゃんと過去問をやりこんだと思います。

 ※Studyingの教材は、動画・音声で学習できる点が高評価ですが、とにかく時間の確保が難しかったため、時間効率を高めるために、スマホでテキストを読む事とWEB上の問題を解くことを中心に学習しました。(私の場合は、文字の方が時間当たりに処理できる情報が多いです。)

二次試験(記述)

【勉強期間】

 2021年9月~11月

【使用教材】

 ・Studying

 ・ふぞろいな合格答案14

 ・ふぞろいな合格答案13

 ・ふぞろいな答案分析5

 ・ふぞろいな答案分析4

 ・事例IV(財務・会計)の全知識&全ノウハウ: 中小企業診断士2次試験 

 ・2021年度版2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ

 ・2021年版 2次試験合格者の頭の中にあった全知識

 ・30日でマスターできる中小企業診断士第2次試験解き方の黄金手順

 ・2018年改訂版 30日完成!事例IV合格点突破 計算問題集

 ※Studying以外は全て書籍です。

 ※書籍は最新年度版を使用しました。

  一次試験に一発合格すると思っていなかったので、自己採点で合格してるかもと思ってから大慌てで二次試験対策を調べ、良いとされる参考書を手当たり次第に購入しましたので、あまり使用しなかった教材もありました。

 

【勉強方法】

<基本>

1.「30日でマスターできる中小企業診断士第2次試験解き方の黄金手順」を通読。

2.「ふぞろいシリーズ」の事例を1つ、じっくり読む。

3.Studyingから、対応する事例のテキストと過去問をダウンロードし、過去問部分を印刷、「ふぞろい」シリーズとStudyingテキストの解説部分を読みつつ、「黄金手順」に従って答案を作る。

※最初は写経になっても構わない。制限時間も気にしない。

※答案を書く際は原稿用紙を使い、文字数制限の感覚を覚える。

 

 手順2ー3を繰り返し6-7年分の過去問をやったと思います。

そのうち、考え方や答えの構築方法が頭の中に湧くようになるので、そうなったら、何も見ずに本番同様の制限時間、筆記用具、電卓を使って問題を繰り返し解きました。

この手順で私が特に注意した点は、答えそのものではなく、解答に至るまでの考え方、解答の構築方法の確立に重きを置く事でした。

最初は「ふぞろい」「Studying」の解答に寄せる考え方で学習し、それらが身についてきた後は、あえて異なる考え方で答案を作り、WEBで似たような模範解答が無いか探したりもしていました。

 

<事例Ⅳ>

事例Ⅳは事例Ⅰ~Ⅲと性質が異なるため、上述した<基本>に加え、追加の勉強をする必要がありました。(そのような情報が多かったのですが、その通りでした。)

上述した<基本>の勉強と合わせて、以下の問題集を繰り返し解きまくるという勉強方法を行いました。

・2018年改訂版 30日完成!事例IV合格点突破 計算問題集

・事例IV(財務・会計)の全知識&全ノウハウ: 中小企業診断士2次試験 (2021年改訂版)

最初は全く歯が立たず、答えを見ながら問題を解く形になりますが、それでも良いので何度も繰り返し繰り返し解くうちに、解けるようになり自信がつきました。

 

一次試験から二次試験まで時間が無かったため上述の勉強方法で対応しましたが、時間があれば、

・2021年版 2次試験合格者の頭の中にあった全知識

を繰り返し読み込む事も、勉強方法に入れたほうが良かったと思いました。

 

逆に、

・2021年度版2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ

は、他のテキストと用途が重なるように思えたので、買わなくても良かったかなと思いました。

 

二次試験(口述)

【勉強期間】

・2022年1月の一週間

【使用教材】

・LECの2次試験(記述)の模範解答と口述試験想定問答集

・LECの模擬面接

・TACの2次試験(記述)の模範解答と口述試験想定問答集

【勉強方法】

またしても、2次試験(記述)が合格していると思わなかったので大急ぎで準備する事になりました。

使用教材を集め、教材を何度か読み返し、実際に声に出して練習しました。

また、念のため、LECの模擬面接も受けました。

あとがき

以上が、私が使用した教材と勉強方法の内容です。これから受験する方のお役に立てればと思い記述致しました。受験する方の合格をお祈り申し上げます。

参考1:記事内の学習教材リンク

一次試験の主力になった学習サイト「Studying」です。

私の受験では本当にお世話になりましたが、50,000円程度とちょっと高額です。

下にリンクを張りましたので、実際にStudyingのサイトに行ってみて、よく検討してから買った方が良いです。

参考2:勉強時間(適当)

・一次試験対策     400時間程度

・二次試験(記述)対策 100時間程度

・二次試験(口述)対策 10時間程度

※特に記録をつけていないので、大体の時間です。